その寮は、2人部屋でルームメイトは、幸恵(仮)という20の女でした。
幸恵はどことなく影があり、あまり口を利きませんでした。
風の噂では、数年前に彼氏を亡くしているとのことです。
ある深夜、幸恵はふらふらと部屋を出て行きました。
涼子は、トイレかな?とその時は気にも留めませんでした。
が、深夜にちょくちょく外出することに気づき、しかも数時間帰ってこないので、
だんだん不審に思ってきました。
気になって仕方がないので、幸恵をつけてみようと決心した涼子は寝たふりをして、
幸恵が出て行くのを待ちました。
いつものように、幸恵はふらふらと出ていき、気づかれないようにつけていきました。
幸恵は30分ほど歩き、ある霊園に入っていきました。
恐怖で逃げ出したい気持ちを抑え、幸恵を見ていると、1つの墓に抱き着いていました。
その顔は恍惚の表情で、普段はにこりともしない幸江がニタァと笑っていました。
あまりの恐怖に部屋に引き返そうとした時、枯れ枝をパキッと踏んでしまったので、
すごいダッシュで寮まで戻り布団に潜りました。
数分後、部屋に帰った幸恵は、私の口の近くに手を出し息が荒れていないか調べました。
必死に我慢したので、疑いが晴れたのか幸恵も布団に入りました。
次の日の夜、幸恵は昨日の霊園で首吊り自殺をしていました。
その墓は彼氏の墓だったんです。
涼子は、それから3日ほど幸恵の荷物の片付けなどでバタバタしていたんですが、
日課の日記をつけようと、日記帳を開いた瞬間体が凍り付きました。
血文字でこう書いてありました。
「見たな」
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