小屋の二階

洒落にならない話なんだけど、怖いかな?あんま自信ないけど、俺、このことで警察にも呼ばれたから、まぁ洒落になってねーなってことで。

昔、まだ学生だった頃、サークルの仲間と旅行に行った。メンバーのほとんどが貧乏学生だったんで、友達に聞いた、安い民宿で泊まることにした。

民宿のすぐ隣に、古そうな小屋みたいな家みたいな建物が建っていた。ボロいんだけど、妙にでかい。その建物を見て、メンバーの中の霊感強めの女の子が震えだした。

「2階がヤバイ。」
「こっちを見てる。」

みたいなことを言って、

「こんなところには泊まれない。」

って、帰ってしまった。

夜、メシ喰って花火もして、何だか退屈になってきたんで、隣のでかい建物に行ってみよーぜってハナシになった。女の子のうちで2人は反対したんで、男5人、女2人。

いざ来てみると、けっこう雰囲気が怖い。一階にでかい戸があって、開けてみると、納屋っていうか、農機具とかが置いてある土間だった。天井で、ゴトゴトと何かが動くような物音がしたと思うと、外にいた奴らが

「電気ついた、電気ついたよー。」

と言いだした。いったん外へ出てみると、上の方の窓から明かりが漏れている。

「やばいって。」「怒られるんじゃねー。」

みたいなこと言ってると、窓が開いて、にゅっ と首が出てきた。明かりが逆光になって顔が黒い。俺はかなりびびっていた。すると、その首の持ち主が手招きした。

「おーう、そんなとこにいないで、上がってこいよ。」

意外に若そうな声だった。ちょっと安心した。酒もあるし、という誘いにのって、じゃあ上がろうかってことになった。


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明晰夢スレの話

私には昔、霊とかそういうものが見えていた時期があります。別に見ようと思って見えるわけではなく、こっちの気分や事情に関係なく見えるので、実はけっこう困っていました。町を歩いていても、人の後ろに貼り付いている霊が見えて、ひどい時はそれが普通の人間と区別がつかないくらいハッキリ見えるのです。

霊によっては一人でいるものもいて、そういう霊はますます見分けが付きにくい。だから知らずに近づいて、変な波長やオーラを貰ってしまうこともありました。それで一時期体調も崩していました。人付き合いも苦手でした。それが、大学に入ってからは地元を離れたせいか、そういう体質は少し改善されました。サークルに入ってバンドを始めて、少し自分に自信が持てるようになったせいか、かなり社交的な日常を送るようになりました。

ある日、そのサークルで合宿に行くことになりました。合宿と言ってもバンドの練習をするわけではなく、海辺に泊まりがけで遊びに行くだけのものでした。友達と泊まりがけで遊びに行くのは初めてだったので、私は弾む気持ちで合宿を楽しみにしていました。

当日は良い天気に恵まれ、私達は3台の車に別れて出発しました。車の中では会話も弾み、楽しい雰囲気だったのですが、途中からBGMのCDが気になり始めました。アルバムのはずなのにさっきから同じ曲ばかりが再生されているような気がします。無機質なシンセ音が延々続き、私は気分が悪くなって次第に無口になってしまいました。

「酔ったの?」

友達が声を掛けてくれたので、CDのことを言うと、助手席の子がデッキを見て

「別にリピートになってないし、気のせいだろ。」

と言いました。でも、相変わらず同じ曲が繰り返されていたので、こんどは何だか怖くなってきました。


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園児の噂

最近、保育園で保母さんをやってる友達に聞いた話。その子が行ってる保育園ってお寺がやってるとこで、すぐ近くにお墓があったりする。お墓に子供が入っていたずらしないように、周りに柵がしてあるんだけど、柵の杭の尖った先っちょに、虫やトカゲなんかが串刺しになってることが良くあるらしい。園児のイタズラかもしれないけど、お寺も兼ねてる保育園だから、けっこう人の出入りは多くて、広場で小学生なんかがしょっちゅう遊んでるから、誰がやってるのかわからない。まぁ鳥のせいかもしれないし〜って感じで、誰もたいして気にはしてなかった。

ところがある日、その柵にモグラが刺さっていた。さすがに哺乳類はグロいんで、すぐに園長先生(=寺のお坊さん)が片づけてくれた。で、しばらくすると、今度はネコが突き刺さってた。これはさすがに酷かったんで、保母さんやお坊さんが集まって、誰の仕業か?どうしたらいいのか?って話をした。でも、犯人はわからないし、再発防止の名案も出なかった。

結局、どーするんだろうね〜ってムードでダラダラと時が過ぎて、ある日、ウサギが突き刺さってた。保育園で飼っていたウサギだった。これは、友達が見つけたらしい。早朝に、お坊さんがお墓の掃除に行った時には無かったのに。


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普通の家族がいちばん怖い

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