藤原君、一喝する−藤原君シリーズ

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クラスメイトの藤原君はすごくおかしい。そう気付いてから一年くらいたった冬のある日のこと。真夜中一時過ぎ、俺は大事な宿題を教室に忘れてきたのに気付いた。

次の日に提出しなければ大変な目に合う宿題なので、俺に残された選択肢は《学校に取りに行く》以外になかった。ただ、いくら俺が立派な男だとしても真夜中にしかも学校に行くってのはかなり怖かった。でも次の日のことを考えるとそっちのが怖い。

てなわけで俺は携帯を手に取り、ある番号に電話を掛けて。つまりは藤原君である。

「もしもし。」

いかにも寝てましたって声で藤原君は電話に出た。俺だってホントなら藤原君には頼りたくなかったが、俺の知ってる友人達の中に一人暮らしなのは藤原君しかいなかったので頼らざるを得なかった。

「キミは本当に馬鹿だろう?ニ、三回死ねばいい」

と暴言を吐きながらも藤原君は10分後に校門で待ち合わせをしてくれた。

そして10分後、自転車を飛ばして校門に行くとフードをすっぽりかぶった怪しい人間がいた。何を隠そう藤原君だ。

「クソ寒いってのに」


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物怖じしない藤原君−藤原君シリーズ

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クラスメイトの藤原君はヤバイくらいおかしい。それが当たり前になってきた冬のある日、学校帰りに藤原君の家に初めて遊びに行った。

藤原君は駅から徒歩30分、目の前が神社、裏手が作業中に死人が出て潰れた廃工場という立地条件最悪なアパートで16のときから一人暮らしをしているらしい。理由は教えてくれないが、藤原君から家族の話を聞いたことがないのからして16から一人暮らしをする裏には、なにやら複雑な事情がありそうだ。

そんな余計な詮索をしつつお邪魔した藤原君のお宅。入った瞬間俺は

「藤原君、よく生きてるね」

と言ってしまった。何故なら藤原君の部屋は、驚くほど悲惨だったからだ。ペラペラになったせんべい布団と、段ボールのテーブル、やけに古い型の電話に、何も入らなそうな小さい冷蔵庫と、着替えが入っているのであろうこれまた小さなカラーボックス。そして部屋の四隅に盛られた塩と、玄関の戸棚に置かれたやたら立派な気持ち悪い日本人形。いかにも藤原君らしいが彼が人間らしい生活ができているのかは疑問だ。しかし彼は構うことなく俺を部屋に入れ、 粗茶ですが、などと上品ぶりながら炭酸の抜けたコーラを出してきた。

取りあえず俺はコーラを有り難くいただきながら藤原君と会話を楽しんだ。というかあまりにも物が無さすぎて他にすることがなかった。

そんなとき不意に、インターホンが鳴った。

「ピーンポォオォ〜ン」

と真の抜けた音が部屋に響く。しかし藤原君は立ち上がらない。

「行かないの」

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