暗示−神父の子シリーズ

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暗示
「生」という社会通念


ある日のこと

教会の電話に面識のない中学生からの電話があったらしい。どうやら複数人のグループで電話をかけてきたらしく電話を受けた親父も内容の把握に困惑していた。

内容を簡潔に言えばエンジェル様を怒らせてしまったので謝り方を教えてほしい。との事。

さすがの親父もエンジェル様を怒らせた。の意味がわからなかったが、俺がこっくりさんの別名だと説明すると

「なるほどなるほど」

と電話全体の意味を理解したようで、次の日曜に説教もかねて子供達を教会に呼び出した。

多少の興味もあり日曜に俺も教会で待っていると、おどろいたことに先生と生徒4人の計5人でやってきた。正直、この手の話に大人が噛んでくるとは思わなかったので逆に先生に親父が怒られるのかも?と心配したがどうやらそうではないらしい。話を聞くと先生もエンジェル様の被害者だというのだ。

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子猫の貰い手−神父の子シリーズ

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ある日のこと

「拾った子猫を飼ってもらえないか?」

と小学生くらいの女の子とその母親が来た。

商売柄?と言っていいのかわからないが教会にはこの手の相談がよく来る。残念ながら拾ってくる小動物全てを飼っていたら見事なワンニャンランドが出来上がってしまうので貰い手を一緒に探すのを手伝うという形で一時的に預かる感じにしていた。

命を大切にするのはとても大切なことだから親父も母も嫌な顔1つせずに里親探しを手伝った。俺はもっぱらインターネット部隊として里親探しを頑張った。

猫は去勢や予防接種なども里親がみつかる重要な部分でもあるので親父は貧乏だったが自腹を切って払う時もあった。

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死者の集合体−神父の子シリーズ

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ある日のこと

親父が早朝から神様に祈っていた。これは決まって昨日の夜に怖いことがあった時のお決まりのパターン。

幽霊が見える人が慣れるとか普通に見えると言うが親父はその気持ちはよくわからんと言っていた。気分は悪くなるし突然でてくるとやっぱり怖いと言っていた。 親父は怖がりだったのかもしれない。

親父の早朝お祈りも3日目に突入すると母も俺も流石に心配になってくる。おそらく親父は一睡もできていないと思うし、俺たちにも聞こえるほどの強烈なラップ音が鳴り響く。

その日は土曜で休みだったので親父にどんな霊が来ているのか?と聞いてみた。俺にできることなど何一つないがなんとか親父を楽にしてあげたいという気持ちだけはあった。

その瞬間、握り返した手に温度を感じないと思った瞬間! 30メートルくらい引っ張られた感覚に襲われた!

「騙された」というなんともいえない感情が頭の中を回った。正直、死んだと思った。

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